東京でオフィスを選ぶ際、ブランディングやアクセスの利便性に配慮し、都心5区(港区、千代田区、中央区、渋谷区、新宿区)の一等地を検討する企業が多いです。
※都心5区とはオフィスビルに関するデータ分析の代表エリアで、不動産業界で一般的に使われています。
事実、感染症拡大をきっかけに本社の一部移転やサテライト・オフィスなどの需要が拡大した一方、現在でも変わらず東京都心5区のオフィス数は増加傾向にあります。
つまり、ハイブリッド型のワークスタイルが主流になりつつある現在でも、多くの企業が東京都心5区に魅力を感じているということです。
そこで本記事では東京でオフィスをお探しの方やオフィス移転を検討している方へ向けて、立地の重要性や、東京都心5区の人気7エリアの特徴を詳しくご紹介します。
オフィスの立地の重要性
オフィスの立地は周辺環境や業務効率、エリアの成長性を考慮して戦略的に厳選することが重要です。
アクセスの利便性
商談や営業が多い企業は、アクセシビリティが高いエリアを選べば社員や顧客の利便性が上がり、格段にビジネスに有利になります。
業界・業種
ITなら渋谷・金融なら大手町など信用を確立しているエリアは、そこに移転するだけでイメージアップになったり、相乗効果やビジネス効率化、同業他社との交流も期待できます。
主要取引先の場所
主要取引先の沿線や近いエリアを選べば、移動コストを減らして業務効率をあげることができます。
東京にオフィスを構えるメリット
東京は日本の政治・経済の中心であり、オフィスを構えるメリットが多数あります。
利益アップの機会が増える
総務省・経済産業省公表の経済センサスによると、東京には日本の12.3%(68万5615事業所)が密集しており、第2位の大阪とは1.6倍以上の差があります。
東京はビジネスチャンスが他都市よりも多く、取引先とのオフラインコミュニケーションによって利益拡大のきっかけをつかみやすいといえるでしょう。
ブランディング
「東京」は一種のブランドであり、社会的信用とハイグレードな印象を兼ね備えています。そのため東京へ移転するだけでも、企業の認知度アップや成長性をアピールできるでしょう。
採用活動
東京は雇用機会が多いだけでなく、交通網の発達により通勤しやすいため、他都市より優秀な人材を採用しやすい環境です。
実際、近年テレワークにより企業の地方移転の増加が話題になる一方、地方移転が難しいと考える企業の26%が「移転先での人材採用が難しい」と国土交通省の令和2年アンケートに回答しています。
この結果からも、今後も東京がビジネスの主要エリアである事実は変わらないといえるでしょう。
東京都心で人気の7ビジネスエリアの特徴
東京23区の「都心5区」(港区、千代田区、中央区、渋谷区、新宿区)は、最も不動産価格が高く、ビジネスや商業の中心的役割を担うエリアです。
ここでは、そのなかで特に人気の高いターミナル駅を中心に7つのオフィス街の特徴をご紹介します。
新宿区 新宿駅エリア
新宿駅は1日平均乗降者数が320万人を超える世界一のターミナル駅で、ギネス登録もされています。
ビジネスの利便性はもちろん、八王子方面や世田谷区などベッドタウンへのアクセスも良くどこにでも行きやすいイメージのある駅です。また、出口数や発着列車本数も世界一位であることに加え、南口の「バスタ新宿」オープンにより今なお交通の選択肢が増加しています。
西新宿が特に人気のオフィス街であり、多くの有名企業や東京都庁などのハイグレードな高層ビルが立ち並んでいます。また、さまざまな商業施設があり卸売・小売業、サービス業が多いことに加え、東新宿には大繁華街である歌舞伎町を抱えることから「不動産業」の需要が高いことが特徴です。
実際に新宿エリアには店舗や賃貸住宅の出入りも多く、不動産関連企業が集中しており、オフィス数と従業員数ともに23区でトップクラスとなっています。
渋谷区 渋谷駅エリア
渋谷区は渋谷ヒカリエなどの大規模再開発により進化を遂げ、新たな経済拠点になりつつあるエリアです。
複合商業施設や文化施設、繁華街、住宅街、オフィス街などの要素が入り混じり、多様性に富んでいます。この渋谷区は「IT企業の聖地」でもあり、ITバブル期に多くのITベンチャーや大企業がオフィスを構えたことで「渋谷ビットバレー」とも呼ばれていました。東急グループが主導する「渋谷の再開発」も人気の要因のひとつです。
千代田区 東京駅エリア
東京駅エリアにある大手町や丸の内は、超高層複合ビルや有名企業の本社ビルが林立する日本随一のオフィス街です。
ビジネスだけでなく皇居や国会議事堂をはじめとする多くの観光名所があり、名実共に日本の経済と観光の中心地であるといえます。また、東京駅は新幹線に加えて11路線が乗り入れており、地方本社や商談へのアクセスは抜群です。
世界でも有名なトップ企業が集中するエリアなので、高いブランディング力や信用度が必要な企業におすすめです。
港区 品川駅エリア
品川エリアは京浜工業地帯発祥の地であり、もともと「ものづくりの街」として製造業が盛んでした。
しかし80年代からの大規模再開発により大手のゼネコンなどが本社機能を持つようになり、ここ数年で急速にビジネスエリアとして発展しています。2000年代に入って東海道新幹線が開通したことで、在来線だけでなく新幹線や羽田空港へのアクセスもスムーズになりました。
また、しながわ水族館や戸越銀座商店街など商業・観光施設が充実しているため、リフレッシュの場にもなります。
港区 新橋駅エリア
新橋エリアは昔からビジネス街として栄えてきた「サラリーマンの街」です。
汐留など再開発が進むエリアもあるものの、今でも古いビルが残っています。また、ビジネス街でありながらリーズナブルな飲食店や小売店も多く、オフィスを構えた後もランチや商談などでなにかと便利なエリアです。
新橋は日本の鉄道発祥の地でもあり、JRだけでも4系統、東京メトロ・都営地下鉄・ゆりかもめなど多くの路線が利用でき、東京都内だけでなく神奈川県、埼玉県、千葉県などから通勤可能なのも魅力のひとつでしょう。
汐留側は再開発による大規模ビルが連なる一方、虎ノ門エリアは官公庁街にも近いため法曹関連事務所が集中しています。
港区 六本木駅エリア
港区は戦後に米軍施設があったことに由来して、現在でも日本の大使館の半数以上を有する国際色豊かなエリアです。
近隣に大使館や外資系企業が多いことで情報交換の機会も多く、グローバルなつながりを得ることもできます。近年の六本木エリアの発達には森ビルが大きく影響しており、六本木ヒルズのオープン後はより多くの人が訪れるようになってきました。
一時期「ヒルズ族」の退去が話題になったものの、六本木周辺には現在も有名IT企業が本社を構えており、まだまだ人気の衰えないエリアです。
中央区 日本橋駅エリア
日本橋エリアは東京駅に隣接しており、江戸時代から商業の中心地として発展してきました。
1800年代から存在している歴史あるエリアで、由緒正しいお店や建物も多く見られます。また、オフィス街としては名だたる財閥本社や、東京証券取引所、日本銀行などがあり、日本経済の中心である多数の企業が本社を構えていることも特徴です。
また、日本橋エリアには地方企業の東京支店も多くオフィスを構えています。
東京で立地の良いオフィスを探すならレンタルオフィスも有効
東京でオフィスを選ぶなら、都心5区の周辺で自社が最もパフォーマンスを発揮できるエリアを検討しましょう。
しかし、オフィス賃貸では初期費用や保証金などのコストが高く、選択肢が限定されてしまいがちです。
もし「コストを抑えながら東京都心にオフィスを構えたい」とお悩みの場合は、初期ハードルの低いレンタルオフィスを検討してみてはいかがでしょうか。
クロスオフィスのレンタルオフィスは、ビジネスにおける利便性に配慮し、ビジネスに欠かせないサービスインフラを兼ね備えた機能的なワークプレイスです。
個人事業主からベンチャーまで多才なビジネスの成長を支える、クロスオフィスにぜひ一度お問い合わせください。
都心のクロスオフィスをご紹介
【新宿区 新宿駅エリア】
東京都新宿区西新宿7-1-12
■アクセス
都営大江戸線 「新宿西口」駅 D5出口 徒歩1分
JR線/京王線/京王新線/小田急電鉄/東京メトロ丸の内線/都営地下鉄新宿線/大江戸線 「新宿」駅 西口 徒歩5分
西武新宿線 「西武新宿」駅 徒歩5分
【渋谷区 渋谷駅エリア】
東京都渋谷区渋谷1-12-2
■アクセス
東京メトロ銀座線/半蔵門線/副都心線 「渋谷」駅 B3出口 徒歩1分
JR線 「渋谷」駅 宮益坂口 徒歩4分
東京都渋谷区渋谷2-11-5
■アクセス
東京メトロ銀座線/半蔵門線/副都心線 「渋谷」駅 B5出口 徒歩7分
JR線 「渋谷」駅 東口 徒歩8分
東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線 「表参道」駅 B1出口 徒歩9分
京王井の頭線 「渋谷」駅 中央口 徒歩11分
【千代田区 東京駅エリア】
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング9階
■アクセス
東京メトロ丸の内線/日比谷線/千代田線 「霞ケ関」駅 C4出口 直結
東京メトロ銀座線 「虎ノ門」駅 9番出口 徒歩3分
都営地下鉄 三田線 「内幸町」駅 A6出口 直結(日比谷シティ経由)
東京メトロ有楽町線 「桜田門」駅 4番出口 徒歩10分
JR線/都営地下鉄浅草線/ゆりかもめ 「新橋」駅 徒歩10分
【港区 品川駅エリア】
東京都港区芝5-29-20
■アクセス
都営三田線/浅草線 「三田」駅 A3出口 徒歩3分
JR線 「田町」駅 三田口 徒歩5分
【港区 新橋駅エリア】
東京都港区西新橋1-18-6
■アクセス
都営三田線 「内幸町」駅 A3出口 徒歩2分
東京メトロ銀座線 「虎ノ門」駅 1番出口 徒歩5分
JR線/都営浅草線/東京メトロ銀座線 「新橋」駅 徒歩6分
東京メトロ丸ノ内/千代田/日比谷線 「霞ケ関」駅 C3出口 徒歩7分
【港区 六本木エリア】
東京都港区六本木7-14-23 ラウンドクロス六本木 4F・5F
■アクセス
都営大江戸線 「六本木」駅 7番出口 徒歩2分
東京メトロ日比谷線 「六本木」駅 4d出口 徒歩2分