一人や少人数で起業する際、レンタルオフィスだと料金の面でメリットがあります。
一般のオフィスを借りる場合、什器やOA機器を用意するにはそれなりの費用がかかりますが、レンタルオフィスを利用すれば、そうした費用を削減できます。
また、低料金で一等地にオフィスを設置することが可能となります。
レンタルオフィスは、社員数1~5名程度のオフィス用途として、少人数用の物件もあります。
少人数向けだと個室月額3万円台からあります。
ただ、物件によっては、狭すぎる、窓が無い、圧迫感がある、広さの割りに料金が高い、空調や郵便の転送などが自由に扱えない所があるなど、決して仕事するのに快適とは言えない環境のものもあるようなので事前に確認するなど注意が必要です。
レンタルオフィスだと、共用部にコピー・FAX、シュレッダーなどのOA機器のほか、自動販売機、ウォーターサーバー、リフレッシュメントなどもあり、こうしたものをシェアすることで1社あたりの費用の負担を減らすことができます。
少人数用のレンタルオフィスでも、登記や電話代行など最低限必要なサービスが利用できるかをまず確かめましょう。
これ以外にも、サービスを必要なだけ利用できるオフィスが望ましいので、サービスの内容と費用が明確かどうかも確認する必要があります。
インターネットの環境も今は必要不可欠ですが、速度は十分か、有線でも利用できるか確かめましょう。
また1~2名で利用の場合、レンタルオフィスのような個室ではないオープンなラウンジを利用できるシェアオフィスやコワーキングスペースというものもあります。個室はありませんが、登記やロッカーを借りることができる場合が多く、賃料の負担を減らすことができます。
ただ、シェアオフィス・コワーキングスペースの場合、専用個室がないため、共有のスペースの他利用者の雰囲気や混雑状況などが重要なポイントとなってきます。内覧・見学の際、他にどんな企業が入居しているのか、普段の様子を見てみるのもよいでしょう。