経営コンサルタントは、主に中小企業に対し、経営状況を調査・診断し、生産管理や経営指導を通して経営の建て直し、強化のためのアドバイスを行う専門家です。
会社経営やビジネス全般にわたって幅広い知識が必要となり、また、多くの人と接するのでコミュニケーション能力も必要不可欠となります。
これに加え、最近は、ITを活用した経営指導が重要となっているので、IT関連の知識も必須となります。
法的には経営コンサルタントとしての資格・手続きは不要ですが、中小企業診断士の国家試験合格があれば評価が高まり、最近はシステムアドミニストレーターやITコーディネータなどの資格もあれば有利になる場合も多くなっています。
経営コンサルタントとしてレンタルオフィスで開業する場合、開業費としては手元資金のほか、書籍代などの市場調査研究費などがかかりますが、それには10~20万円程度で、さほど資金はかからないでしょう。
これ以外には、OA機器などの備品のほか、LAN工事などのパソコン関連の内装設備費がありますが、これも50~60万円程度で済むでしょう。
経営コンサルティング業は、鞄一つで開業が可能とも言われています。
経営コンサルティングの主なクライアントは中小企業の経営者で、経営者の側から見たとき、経営コンサルタントとして信用されるための要素としては、まずは実績であり、これ以外、持ち物、身だしなみ、人間性も大事となります。
これに加え、事業所の住所もしっかりしていれば、かなりの信頼を得られることになります。
経営コンサルタントの場合、仕事をするスペースのほか、やはりクライアントと面談を行うスペースも必要不可欠です。
また、交通アクセスの良いところだと、クライアントを呼びやすくなります。
自宅で仕事をするとなると、きちんとした面談のスペースを確保するのが難しいですし、交通アクセスが悪いと、クライアントの印象も悪くなる恐れがあります。
レンタルオフィスを利用すれば、一等地にオフィスを構えることができ、面談スペースとしての共用会議室を利用できますし、お茶などの飲み物を出すサービスもあります。