IT企業のオフィス選びで、一番重視したいのは、やはり立地でしょう。
できれば一等地のほうが、クライアントの信用度も高まります。
これ以外に、アクセスの良さや、賃料の安さも重視されます。
また、IT企業にとっては、どのような業種が多く立地しているか、という点も重要な要素となる場合があります。
例えば東京の渋谷はIT関連の企業が多く集まっていて、ITベンチャーの起業の集積地としても知られています。
こうした環境だと、クライアントとの打ち合わせから下請け業務の発注、最終的な納品まで、全てエリア内でプロジェクトを完結させることも可能です。
こうした効率の良さだけでなく、特定の業種が集積した立地だと、ネットワークも構築され、ネットワークを利用することで新規開拓や業務の拡張につなげることも可能となります。
IT関連の場合、仕事内容によっては、クライアントとの直接打ち合わせをあまり必要としないケースもあるでしょう。
来客を考慮しなければ、駅から遠い、表通りに面していない、といった物件で、賃料の安い物件を見つけやすくなります。
レンタルオフィスの場合、初めから事務用品のほか、ネット回線など会社運営に必要なものが揃っているため、IT企業だと、企画力とプログラムコードを作成できるパソコンさえあれば、すぐに会社を立ち上げることが出来ます。
さらに、レンタルオフィスだと一等地に事務所を構えることも可能です。
最近では、セキュリティの高いレンタルオフィスも多くあります。
この場合、独自でセキュリティに費用をかけることが不要で、コストを抑えることができます。
IT企業だと、ソフトウェアの開発などが中心となり、パソコンも一般用よりも性能が高く、電力消費の大きいものを使用することになります。
自宅兼事務所だと電気容量が不足しがちで、ブレーカーが落ちてしまう恐れもありますが、レンタルオフィスだとブレーカーの電気容量は余裕があり空調設備も整っているので、開発向けの環境が整っています。
IT企業のオフィス選びでも、立地の良さや仕事を進めるための環境を考えれば、レンタルオフィスはメリットが大きいと言えるでしょう。