システム(IT)コンサルタントは、経営戦略や経営目標に対し、情報戦略やシステム(IT)化に特化して具体的な解決方法の提示をしたり、必要な情報システム構築の支援を行なったりすることで企業の課題を解決する職業です。
かつては、経営コンサルタントやシステムエンジニア(SE)がカバーしていた業務ですが、ITに関してはかなり専門的な知識が必要となることから、IT化の進展に伴い、新しく生まれた職業です。
まだ新しい職業だけに、レベル感やアプローチの方法が混在し、玉石混交の状態ですが、IT化によって何ができるかを知り、それをビジネスに活かす能力が必要とされます。
コンサルティング業務だけでは収益が安定しないので、システム開発やネットワークエンジニア業務などの関連業務も受注することになります。
業務内容も多岐で、プロジェクト受注では先行運転資金の負担も発生することから、専門知識の他、人脈や資金面のストックも必要となります。
このため幅広い人脈のほか、プロジェクト案件になると、クライアントからの入金までに時間がかかるので、相応の資金負担に耐えられることも必要となります。
開業にあたっては、事務所の開業前賃貸料、開業前水道光熱費などのほか、社員・アルバイト募集費、開業前人件費、DMなどの販促費用がかかることになります。
上記に加え一等地で事務所を借りると、保証金(8~12ヶ月)や内装工事で初期投資に300万円近くかかりますが、
多くのレンタルオフィスでは保証金が少なく(3ヶ月程度)、内装工事もほとんどないため100万円程度の初期投資で済むことが多いです。
技術者を5名ほど雇用するとしても、クライアント企業に常駐する形態をとれば、事務所などの設備投資は比較的小規模に抑えることができるので、レンタルオフィスを利用してみてはいかがでしょうか。